海辺に置いてきたものたち

神谷の文字置き場

死の光

 

夜明けは美しい。

夜って長く感じるんだけど

実はものすごく一瞬で、

夜明けは始まりでもあり

終わりでもあるんだよね。

 

昨日、友人と夜を明かした。

夜ってそれまで長いもんだと思ってた。

最近寝れないことが

ちまちまあったから、

みんなが寝静まる夜は孤独で

思考と迷宮の時間だったんだけど

 

久しぶりに人と話しながら

空が明るくなるのを見届けた。

こんなに夜って短かったんだと

とっても驚いた。

楽しかった。

 

私はとってもおしゃべりなので

話のまとまりもないし

どんどん軸もズレていくし

いつも人と会話した後に

かなり後悔をするタイプで

勝手に落ち込むことがある。

やっぱり若干のADHDが入ってる(若干か?)

 

それでも私の話を聞いてくれる人が

何故か私にはいて、それがものすごく

恵まれているんだなって実感する。

特に音楽を通じて出会った友人は

その傾向が強くて、

大学でも、今現在でも、

私と関わりをもってくれる友人がいて

私の人生、こんなに幸福でいいのかと

ふと不安になってしまう時がある。

 

私は私を大切にしてくれる人を

一生かけて守って、愛して

誠実でいたいと誓う。

 

 

人は生まれた瞬間から孤独だ。

母親の臍の緒を切ったその時から

地に足をつけて1人で立って

歩いていかなければいけない。

 

だからこそ、人の支えがいる。

人との関わりがいる。

1人で生きては行けないのだから、

誰かの人生を感じながら

人も自分も支え合って

これからも私らしく

生きて行きたいなと、

感じた夜でした。

 

 

死の光 / 別野加奈

 

「あなたの命は綺麗だ」

 

から始まる美しい歌詞が

初めて聞いた時心をギュッと

絞るように掴んではなさなかった。

 

あの歌詞を聞いた瞬間に、

私は生きていてよかったんだなって

全てを肯定された気がした。

 

別野加奈の曲は

全てが美しくて

この世に存在する全ての

季節や風景、絵画、

人の感情などに存在する

綺麗な部分を表現してると思ってる。

 

逆に自分の醜い部分を

相対的に照らし出されてる

そんな気持ちにもなるけど

それを凌駕する

全てを肯定するピアノが

何度も私の人生を救って

前に進めと背中を押してくれた。

 

そんな別野加奈のこの曲を

今は私は守りたい人に送りたい。

私も卑怯な人間なので

全人類聞いてくれ、とは思わない。

売れて欲しいとも思わない。

ただ、私の大切な人が

なにかに悩んでいたり、

傷ついていたり、

自分の人生に迷っていたりする時、

この曲を聞いて欲しい。

 

私は未熟だから

誰かの役には立てない時もある。

その時はこの曲を送りたいなって

おもう、大切な曲。

 

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